【要約】仕事ができる人は「数字に強い」今話題の『とにかく数値化』を5分で要約 

こんにちは。タカです。

このように思ったことは誰しも一度はあるのではないでしょうか。

しかし、「ビジネスにおいて仕事ができるとは何か?」を教えられないまま社会に出ていく方がほとんどだと思います。

そんな方向けに『数値化の鬼』を紹介させていただきます。

本書の結論として「仕事ができる人の共通点は、目標を数値化できる人である」と紹介されています。

私自身、ビジネスパーソンとしての自分を見つめなおす素晴らしい教材になったので紹介させていただきます。

特に以下のような悩みを持っている方にオススメです。

「営業職だけど、数字が伸び悩んでいる」

「目標は立てるけど、中々継続できない」

具体的な解決策がきっと見つかるはずです。

仕事で圧倒的な結果を出したい方は、ぜひ読んでみてください。

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なぜ数値化するか

なぜ数値化するか。

それは、未来に目を向け、自己成長するためです。

ビジネスにおける数字とは、客観的事実です。

今自分に足りていないもの、課題を「見える化」してくれます。

テストで20点足りていないのなら、どうすれば20点埋めれるか。

現在地からゴールまでの道のりを可視化してくれるものが数字なのです。

ビジネスは結果ファースト。

数値化とは、自分の課題を可視化し、結果という客観的事実まで導いてくれる武器なのです。

仕事ができる人は、数値化した話し方をする

仕事ができる人は、普段から数字を使った話し方を意識しています。

なぜなら、自分の考えをより鮮明に相手に伝えられるためです。

以下の2つの発言を比べてみてください。

A:「あのお店はいつもたくさん人が並んでます。」

B:「あのお店はいつも30人ほど人が並んでいます。」

いかがでしょうか。

どちらも人が並んでいる状況が想像できますが、Aの発言ですとたくさんと聞いて、イメージすることは人それぞれ異なります。

対してBの発言では聞いた人全員が30人という数字をイメージすることが可能となります。

このように、数字を使った発言をすることにより、客観的に受け手に伝えることが出来ます。

ビジネスの世界では、より数値化した発信が必要とされます。

以下の内容を比べてみてください。

×「もっと頑張ります」、「いくつか仕事があります」、「なるべく早く対応いたします」

〇「訪問数を毎週5件増やします」、「a、b、cの3件仕事が残っています」、「本日の15時までに対応いたします」

×出あげた例では、内容が主観的で受け手によってとらえ方が変化しますが、〇の例では客観的事実を受け取れると思います。

×の発言は副詞を強調して発言しているのに対し、〇の発言では数値化して伝えています。

ビジネスパートナーと会話するときは、副詞や形容詞を使うのではなく、数値化して話すことが効果的です。

仕事ができる人の5ステップ

ここからは、本書で紹介されている数値化の鬼になるための5ステップを紹介していきます。

ステップ1;「行動量」を増やす

ステップ2;「確率」のワナにかからない

ステップ3;「変数」とは何か

ステップ4;「真の変数」を探し続ける

ステップ5;「長い期間」で考える

以下、それぞれのステップについて解説していきます。

ステップ1;「行動量」を増やす

仕事ができる人のファーストステップは、数をこなすことです。

日頃よく使われているフレームワークにPDCAサイクルがありますが、仕事ができる人は「D」の部分、すなわち「行動量」増やすことに重きをおいています。

よくある誤解をして、入り口である「P]の部分に時間をかけすぎて、実際にアクションするまでにタイムロスが発生しまうことが多々あります。

とはいえ、「D」の中身が曖昧であれば、正確な行動指標は定まりません。

そこで、目標の為の目標としてKPIを利用します。

KPIを設定すれば、決めた数字や期限などを追って行動していくことが出来ます。

ここで設定する数字はより分解できている方が、行動に移しやすいです。

例)

×⇒月5件見込み顧客を獲得する。

〇⇒月60件訪問し、5件の見込み顧客を獲得する。その為毎日3件訪問する。

上記のように、目的をより細分化することにより、迷いなく行動に移すことができます。

ステップ2;「確率」のワナにかからない

「確率」ではなく、「行動量」にフォーカスし続けるプレイヤーが成長し続けます。

成長が鈍化していく人の特徴として、「確率」に囚われるようになってくることがあげられます。

「自分は成約率が高いから要領がいい」、「平均より高いから大丈夫」

上記のような考えでは、長年会社にいるだけの「働かないおじさん」となってしまいます。

「確率」に囚われてしまう原因には以下のような例があります。

  • 失敗が怖い
  • 行動を継続することが出来ない

社会人としての歴が長くなるにつれ、失敗することや継続することが難しくなる機会もあるでしょう。

しかし成長し続ける人は、常に数値化した目標を設定し、行動量を担保することに努めています。

常に成長していくためには、「行動量」をキープしつつ、「確立」を上げるためにはどうすればいいかを考えることが大切です。

ステップ3;「変数」を見つける

変えられるものを見つけ出し、変えられないものには手を付けない。

本書では努力次第で変えられるものを「変数」として紹介しており、最も仕事の成果に直結するものと位置付けています。

例えば、y=1x+2という数式において、「変数」となるのはxです。

他の数である1や2は「定数」といい、変えることが出来ない値です。

仕事ができる人は、「定数」を見切り、「変数」の値を上げる努力をしています。

例えば、年間100万円の売上を目標にし、70万円しか売上を上げれなかったお店があるとします。

売上を達成できなかった要因を以下とします。

  • 店員が3人辞めた
  • 店の近くに競合店が2先増えた
  • リピーターを思うように獲得できなかった

店員が辞めることについては、改善の余地があるかもしれませんが、店員が辞めない環境を作る=売上アップにつながるとは言えないでしょう。

競合店舗が増えることに関しては対策しようがありません。

つまり上記2つは「定数」です。

リピーターを増やすことが「変数」です。

リピーターが「変数」と気づけば、ポイントカードを作る、SNSを活用し集客する、定期的に新作の試食会を行う、など対策を打ちリピートしてもらうための施策を打つことが出来ます。

「なぜ人が辞めるのだろうか」、「また近くにお店が出来たからお客さんを持っていかれるかも」など、「定数」についても埒が明きません。

仕事ができる人は、努力で変えられる「変数」を見つけることが出来るため、正しい努力ができる目標を設定しています。

ステップ4;「真の変数」を探し続ける

「変数」は常に変化します。

「真の変数」とは何か?、という問いを常に持ち続けましょう。

変数が変わり続ける理由は、以下2点です。

  • 「変数」はどんどん増えていくため
  • 「変数」が間違っている可能性があるため

解決策として、まずやらないことを決めましょう。

「変数」は結果が出るまで「変数」だとわかりません。

結果が出なければ、「他にもこれをやろう」、「あれもした方がいいのでは」と焦りから「変数」が増えます。

例えば、「変数」=「リピーターを増す」と仮定し、施策としてポイントカードを作り、回収率を集計する、と設定したとします。

その場合、「一旦SNS、試食会を始めるのは3か月試して結果が出なかったとき」とやらないことを先に決めておきます。

もしも結果が出なかったときは、「変数」が間違っている可能性があるとし、別の施策を打ちます。

仕事ができる人は、「真の変数」とはこれかもしれないという仮定を持ち、間違えていると判断すればすぐに別の「変数」を探し、トライ&エラーを繰り返しています。

ステップ5;「長い期間」で考える

ここまでの4つのステップは、KPIをもとに「変数」を見つけ、「行動量」をキープするという短期的な目的を達成する手段が紹介されていました。

ステップ5で紹介されているのは「長い期間」の話です。

人は短期的な利益に囚われ、長期的な目標を見失いがちです。

そこで長期的な視点を持つことが必要とされます。

「5年後どうなっていたいか」、「キャリアを通してやり遂げたいことは何か」

長期的な視点から逆算すると、日々負うべき数字(KPI)がみえています。

目先の数字に固執せず、将来の目的地にたどり着くツールとして数字を使っていきましょう。

まとめ

仕事ができる人は、いったん数字で考えます。

人のせいにせず、言い訳をせず、あきらめる前に数字の不足を探します。

人は弱い生き物なので、うまくいかないことがあれば目をそらしたくなる生き物です。

そんな時は、心を鬼にし数字と向き合うことで、客観的な課題がみえてくるはずです。

出来ない言い訳を探す暇があれば、改善すべき数字を探しましょう。

必ずビジネスパーソンとして、成長できるはずです。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

仕事で成果を出したい若手社員の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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